野球賭博問題に揺れる相撲界。名古屋場所開催直前に再び激震です。警視庁は、賭博の胴元や力士らの賭博への関與を裏付けるため、相撲部屋など関係先の一斉捜索を始めました。
賭博開帳図利の疑いで捜索を受けているのは、野球賭博の仲介役をしていたとされる床山が所屬する阿武松部屋や、親方が野球賭博をしていた時津風(fēng)部屋などです。捜索箇所は、各相撲部屋の名古屋の宿舎などをあわせると、３０數(shù)か所に上るということです。
警視庁は、これまで元・大嶽親方をはじめ、賭博に関與したことを認(rèn)めた力士らから任意で事情聴取を行ってきました。
しかし、野球賭博に関わっていた力士や親方らが、賭博行為の証拠となる攜帯メールでのやりとりを消すなど、証拠隠滅を図った可能性が高まったことから、力士らの攜帯電話や通帳を押収するなど、証拠の収集が必要と判斷、強制捜査に踏み切ったものです。
野球賭博については、阿武松部屋の床山や元・幕下力士が胴元との仲介役となるなど、阿武松部屋が野球賭博に関與する中心的な役割を果たした疑いがあるとみられています。
警視庁は今後、押収した攜帯電話のメールを復(fù)元するなどして、力士らを賭博容疑で立件するか慎重に判斷する方針です。（07日11:35）
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