福岡市中洲の元スナック経営の女による連続保険金殺人事件で、共犯とされた男性に対して福岡高裁は、一審の実刑判決を破棄して無罪を言い渡しました。
無罪判決をうけたのは、井手健一被告（３７）です。井手さんは１９９４年１０月、福岡市中洲でスナックを経営していた高橋裕子被告（５２）と共謀し、保険金目當(dāng)てに高橋被告の元夫、野本雄司さん（當(dāng)時(shí)３４）を殺害したとして殺人の罪に問われていました。
井手さんは一貫して無罪を主張、一審では、殺人罪ではなく殺人ほう助の罪で懲役３年６か月の判決を受け、控訴していました。
判決で、福岡高裁の陶山博生裁判長(zhǎng)は「殺人罪にはあたらない」とした一審判決を支持した上で、「一審が認(rèn)めた殺人ほう助の罪に関して合理的な疑いが殘り、証拠も無い」として、無罪を言い渡しました。
この事件では、高橋被告が無期懲役の判決を受け、これを不服として控訴しています。（22日23:18）
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