タイの政治情勢が混迷の度を深めています。前の下院議長が８日、選挙違反事件で有罪判決を受け、現(xiàn)在の政権を支える最大與黨が解黨される可能性が出てきました。
有罪判決を受けたのは、下院議會(huì)の前の議長だったヨンユット氏で、去年１２月の総選挙の際、有権者を買収したとして起訴されていました。
タイの憲法では、政黨の幹部が選挙違反で有罪になると、その政黨が解黨処分となります。ヨンユット氏は、現(xiàn)在のサマック連立政権の最大與黨「國民の力」黨の元副黨首で、今回の判決を受けて黨が解散を命じられる可能性が浮上しています。
「國民の力」黨は、２００６年のクーデターで失腳したタクシン元首相派の政黨で、解黨処分を避けるため憲法改正を目指していましたが、反対派のデモが激しくなり、頓挫していました。（09日00:58）
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