日語閱讀:食指が動く

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「食指が動く」
    <しょくしがうごく>
    珍しいごちそうを得る兆し。食欲がわいてくること。
    物事を求める気持ちがおこること。
    大切なことを実行しようとすること
    楚の國が、鄭(てい)の霊公にスッポンを獻上しました。
    子公と子家とがさっそくその獻上品を見ようと朝廷を訪れると子公の人差し指がぴくぴくと動きました。
    それを、子公は子家に見せて
    「今までも、指がこのように動いたら、必ずごちそうにありつけたんだ?!?BR>    と言いながら、宮中に入っていくと、ちょうど料理人が大きなスッポンを調理しようとしているところでした。
    二人はうれしそうに顔を見あわました。
    笑顔を見た霊公がわけを尋ねたので二人は指の話をしました。
    しかし、結局霊公はふたりにスッポン汁を配りませんでした。
    子公は怒ってしまい、亂暴にも鍋の中に自分の指をつっこんで指をなめてその場から出て行きました。
    霊公はその態(tài)度に怒ってしまい、あまりに無禮な奴なので殺してしまえ、と命令しました。
    その計畫を察知した子公は、子家に
    「先手を打って霊公を殺してしまおう。」
    ともちかけましたが、反対されました。
    すると今度は、子公は霊公に
    「実は、一番悪い奴は子家なのです?!?BR>    と、うその話をもちかけました。
    子家は追い込まれた立場になってしまったのでしかたなく子公と手を組んで、とうとう霊公を殺してしまいました。
    食べ物の恨みは主君をも殺してしまうのです。