天聲人語07年08月21日

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客機爆炸事故
    世に飛行機の苦手な人は多いが、作家の恩田陸さんも、その一人だ。初めて乗ったとき、「この床の下には何もない」と想像し、パニックになったと自著に記している。たしかに、地に足つかない心細(xì)さは、板の下に水のある船をしのぐ。
    世界上苦于坐飛機的人很多,作家恩田陸就是其中之一。他在自著中寫過他第一次乘飛機的時候,想象“飛機地板下一片虛空”而陷入恐慌的經(jīng)歷。確實,坐飛機時足不履地的心虛感更甚于乘坐艙下有水的船。
    だからだろう。車輪が滑走路についたとき、詰めていた息を吐くような空気が機內(nèi)に流れる。だが、それで安心するのは早いと、昨日の那覇空港の事故で思い知らされた。
    或許就是因為這個原因。當(dāng)飛機的輪子一接觸到跑道,機內(nèi)會流動著長舒一口氣似的氣氛。但是,通過昨天那霸機場的事故才明白此時就把懸著的心放下還為時過早。
    臺灣から到著した中華航空機は、タラップを付ける駐機場に入って止まった。普通なら、乗客はこのあと自分で土を踏むだけだ。それが、機體は炎と黒煙に包まれた。漏れた燃料に何かの理由で引火したらしい。
    從臺灣到達(dá)的中華航空的飛機,駛?cè)氪詈孟咸莸耐C場停下。按一般情況,乘客在此之后只要自己走到地面上就行了。但是,此時飛機被火焰和黑煙裹住。似乎是泄漏的燃料因什么原因被點燃了。
    乗客の話は生々しい。脫出シュートで外へ出て、一目散に走る背後に、爆発音が響いたという。まさに間一髪。全員無事だったのは奇跡的だろう。引火が何分か早かったら、あるいは飛行中だったら、と想像すれば背筋は冷たくなる。
    乘客們的敘述很生動。他們剛剛從逃生滑道跑出去開始四散奔逃,背后就傳來了爆炸的聲音。真是千鈞一發(fā)。全體無一傷亡也是個奇跡吧。一想到假如燃料被引燃早幾分鐘,或者是在飛行當(dāng)中的話,就感到脊背發(fā)涼。
    「墜(お)ちる」イメージの強い航空事故だが、地上で起きた例は少なくない。30年前に、大西洋のテネリフェ島で過去最悪の583人が死亡した。これも墜落ではなく、ジャンボ機同士の滑走路での衝突だった。
    航空事故給人的印象多是“墜落”,但是在地面上發(fā)生的例子也不少。30年前,大西洋的特內(nèi)里費島發(fā)生了最慘重的航空事故,造成了583人死亡。這次也不是因為墜落,而是因為巨型客機在跑道上相撞。
    飛行機嫌いがいれば、飛行機好きも多い。無類の後者だった精神科醫(yī)、斎藤茂太さんに生前お會いしたとき、「人間が空飛ぶなんて奇跡的ですよ」と聞かされた。奇跡を當(dāng)たり前に思っては安全はおぼつかない。謙虛かつ細(xì)心。航空會社の気構(gòu)えなしには、旅客機の「床の下」は、ますます心細(xì)くなってしまう。
    既有討厭飛機的人,飛機的擁護(hù)者也很多。精神科醫(yī)生齋藤茂太生前就是個飛機的超級愛好者,我和他見面時,他就說“人類能在天空飛是一個奇跡”。如果把奇跡當(dāng)作理所當(dāng)然安全也就不可靠。這就需要謙虛和細(xì)心。如果航空公司對此沒有準(zhǔn)備,客機的“地板之下”就會更加令人感到心中沒底。