2016年職稱日語閱讀學習精選:只當是……

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あるけちん坊(ぼう)な男がおりました。
    毎日毎日,ご飯どきになると,うなぎ屋(や)の前へでかけていっては,腹(はら)いっぱい匂い(におい)を嗅ぎ(かぎ),家へ飛んで帰って,ご飯を食べるのでした。
    それに気がついたうなぎ屋の親父(おやじ)は,「なんちゅうけちだ。よし,あのようなやつから,匂いの嗅ぎ賃(ちん)を取ってやろう?!工?,さっそく帳面(ちょうめん)につけておき,月末になると,嗅ぎ賃を取りにやってまいりました。
    すると,けちんぼうな男は,「おれは,うなぎ屋に借金(しゃっきん)はないぞ。」
    「いやいや,これは,かば焼きの嗅ぎ賃でございます。えー,しめて八百文。匂いを嗅いで食べたつもりになっていられますので,こちらも,食わせたつもりで銭(ぜに)を取りに來ました?!?BR>    うなぎ屋が,すましていうと,男は仕方(しかた)なく,懐(ふことろ)から八百文取り出し,いきなり板(いた)の間(ま)へほうり出しました。
    チャリン。
    お金(かね)が,けいきのいい音をたてるのを聞いてから,けちんぼうな男は,
    「それ,取ったつもりで,銭の音を聞いて,帰(かえ)んな?!?BR>    譯文對照:
    過去,有一個很吝嗇的人。
    每天一到吃飯時間,他就到烤鰻魚店的前邊去,足足地聞夠了香味兒,然后就飛快地跑回家,趕緊吃飯。
    烤鰻魚店的老板發(fā)現了這件事,心里想:“這個人太吝嗇了。好啊,既然他是這樣的家伙,我就去收他的聞味錢。”
    于是就馬上記帳,到了月底,就到那個吝嗇鬼家里收錢去了。
    吝嗇鬼說:“我沒欠烤鰻魚店的錢。”
    “不,不,這是烤鰻魚的聞味兒費。共是八百文。因為您聞了味兒就只當是吃了,所以我們也就只當給您吃了,因此才來收錢?!?BR>    烤鰻魚店的老板說得一本正經,吝嗇鬼沒辦法,于是從懷中掏出了八百文錢,猛地摔在地板上。